安政7年3月3日、季節外れの雪の朝。江戸城桜田門の前で、大老・井伊直弼の行列が十八人に襲われました。桜田門外の変です。
襲ったのは水戸の脱藩浪士十七人と、薩摩の有村次左衛門。井伊は無勅許の条約調印と将軍継嗣の決定、安政の大獄で、水戸の人々の恨みを買っていました。
十八人のうち、その日のうちに六人が命を落とし、名乗り出た者たちは翌年に首をはねられ、逃げた者も多くが捕まるか自ら命を絶ちました。明治まで生き延びたのは、増子金八と海後磋磯之介の二人だけです。海後はのちに天狗党の乱にも加わり、明治には警視庁に勤めました。
討たれた井伊の死は、彦根藩を守るためにしばらく伏せられました。藩は十万石を削られ、戊辰戦争では新政府の側について戦います。
◆つながる回
聞かれていないことを話した男・吉田松陰の生涯(安政の大獄)
【聞かれていないことを話した男の末路】吉田松陰はなぜ自分から死罪になったのか【幕末解説】
新選組を作って新選組を見なかった男・清河八郎の生涯
【新選組を作って新選組を見なかった男の末路】清河八郎はなぜ麻布で斬られたのか【幕末解説】
安政7年3月3日、季節外れの雪の朝。江戸城桜田門の前で、大老・井伊直弼の行列が十八人に襲われました。桜田門外の変です。
襲ったのは水戸の脱藩浪士十七人と、薩摩の有村次左衛門。井伊は無勅許の条約調印と将軍継嗣の決定、安政の大獄で、水戸の人々の恨みを買っていました。
十八人のうち、その日のうちに六人が命を落とし、名乗り出た者たちは翌年に首をはねられ、逃げた者も多くが捕まるか自ら命を絶ちました。明治まで生き延びたのは、増子金八と海後磋磯之介の二人だけです。海後はのちに天狗党の乱にも加わり、明治には警視庁に勤めました。
討たれた井伊の死は、彦根藩を守るためにしばらく伏せられました。藩は十万石を削られ、戊辰戦争では新政府の側について戦います。
◆つながる回
聞かれていないことを話した男・吉田松陰の生涯(安政の大獄)
【聞かれていないことを話した男の末路】吉田松陰はなぜ自分から死罪になったのか【幕末解説】
新選組を作って新選組を見なかった男・清河八郎の生涯
【新選組を作って新選組を見なかった男の末路】清河八郎はなぜ麻布で斬られたのか【幕末解説】