本物の娘が戻り敵国へ捨てられた偽令嬢、一年後に皇后として実家の救援要請を受け取りました

月灯りロマネスク

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十六年ぶりに、本物の公爵令嬢が戻ってきた。

その夜、父は私に告げた。

「お前はもう、この家の娘ではない」

そして翌朝。
私は停戦条件として、敵国エルグレイス帝国へ嫁がされた。

家族はきっと、私がそこで冷遇され、消えていくと思っていた。

でも一年後。

公爵家から届いたのは、救援要請だった。

【どうか家族をお救いください】

その時、私は彼らが恐れていた帝国で、
皇后候補として外交会議の中央に座っていた。

私は公爵家を救うために戻るのではない。
私を捨てなかった十二万人の領民を救うために戻る。

これは、偽令嬢と呼ばれて敵国へ送られたエルネシアが、
冷静な皇帝ゼルヴァンと共に国境交易を成立させ、
戦争で儲けていた実家の罪を暴き、
血統ではなく自分の仕事で皇后の席を勝ち取る、
偽令嬢×敵国婚×外交ざまぁファンタジー。