【入浴介護実技指導04】個別浴槽の入浴介護実技指導法 松本式リハビリ介護塾 西原サービス事業部(デイ菜の華浴室)

高齢者介護〜野生の介護のヒントを探る〜

高齢者介護〜野生の介護のヒントを探る〜

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2021年度(令和3年度)外国人介護人材(インドネシア)を受け入れることになりました。監理団体はフレンズ協同組合(https://friendscop.or.jp)。熊野サービス事業部、西原サービス事業部とも、2021年度〜新規採用の管理栄養士さんを技能実習生に見立てて、基礎的な介護技能(skill)を教える、伝える、学ぶをシミュレーション(simulation)風に今回はしました。OJTとしてのTWIの実践です。

西原サービス事業部(菜の華)では、松本式リハビリ介護塾方式、生活リハビリ方式(三好春樹氏)の入浴ケアについて、何度も、松本式リハビリ介護塾in菜の華として行っています。

●今回の入浴実技は、デイサービスセンター菜の華(西原サービス事業部)の1人浴槽を使って実施します。

移乗の3原則を入浴場面でも、しっかり応用していきます。
1、足を引く→足をしっかり、曲げてもらいます。
2、前屈み→出来るだけ、前の方に手を伸ばして、浴槽の縁を持ってもらいます。
3、適切な椅子の高さ→浴槽内では実現不可能ですが、その分、浮力が大きな味方となってくれます。

この3原則を活用して、お尻が浮いたタイミングで、お尻を持ち上げ、椅子に腰掛けてもらいます。
そのタイミングを掴むため、何度でも、練習します。
最後は、新人管理栄養士の○川さんが、モデル実技を実演します。
介護の経験のない彼女が、緊張しながらも、しっかり、挑戦しました。

基本をしっかり理解することで、誰にも出来る。
誰にでも出来るためには、基本をしっかり理解することが大事であることを、改めて学んだ一日でした。

●自宅の環境に合わせたお風呂に入ってもうおうと、介護現場では個浴がブームでたくさんの施設に設置されています。しかし、一定の介護技術が必要であり、またその人に合った環境整備をしなければ、なかなか有効に使えません。安全に入れるお風呂環境と介助法を知っておくととが必要です。

勝負はすでについている!!風呂の前の「前かがみ姿勢」

入浴は、できるだけ機械浴ではなく、肩までっかるお風呂を推奨してきました。

しかしそれには、入浴動作ができるように身体機能を維持する普段の介護が必要不可欠です。お風目は生活動作の中で一番難しい動作です。なぜならば、水に濡れた床の上で移動し湯船ではお尻を床に着ける姿勢をとるからです。お尻を床に着ける姿勢は、普段車いすとベッドで生活している要介護高齢者にとって唯一お風自の時だけの姿勢です。介護者にとっても相手が裸のため、普段つかんでいるズボンの裾などはなく、難しい介助を強いられます。

立ち上がりは、1〜足を引く、2〜前かがみ、3〜適したいすの高さとお伝えしてきました。しかしお風目で立ち上がる時は、この中の条件を1つ捨でなければなりません。そう、「適したいすの高さ」ですね。お尻が床に着いているのですからいすの高さはゼ口であり、ここから立ち上がるわけです。難しいに決まっています。

こんな時は、あるものを最大限動員します。残りの2条件です。足を引きます、しっかりと。そして前かがみになります、乙れ以上は無理というぐらいの前かがみです。するとどうでしょう。味方が現れます。お尻をふわーっと浮かせる力、そう「浮力」です。だから、やはり前かがみ姿勢がこの入浴動作でも大事になってくるわけです。日常で前かがみの姿勢ができているでしょうか?

トイレやベッドでの立ち上がりは、言わば「陸上」です。お風自での立ち上がりは「水中」。水中のような困難な場所で立ち上がれるかどうかは、普段の立ち上がりがで、きているかにかかっていまるのです。そう、勝負はお風自の前についているのです!!

松本健史『通所サービス間違いだらけの生活機能訓練改善授業〜残存機能を奪ってしまうかかわりを見直そう!!〜』日総研出版、2014/06/01