透析中のアラーム=すぐ危険?患者さん向けに臨床工学技士が解説

臨床工学技士の安心チャンネル

臨床工学技士の安心チャンネル

64 views

透析中にアラームが鳴ると「何か危険なことが起きたのでは?」と不安になりますよね。この動画では、血液透析中に鳴る4つのアラーム(静脈圧・血圧・気泡検知・漏血)の意味と原因、そのときスタッフが何をしているのかを、臨床工学技士が患者さん向けにやさしい言葉で解説します。

実は透析装置のアラームは「危険を知らせる音」ではなく、危険な状態になる前に異常をいち早く見つけて教えてくれる安全の仕組みです。アラームが鳴っても慌てず、そのままの姿勢でスタッフを待ってください。

⏱ 目次(チャプター)
00:00 オープニング|透析中のアラームは本当に危険なの?
00:46 ①静脈圧アラーム|血液が体に戻る流れを監視する仕組みと原因・対応
03:31 ②血圧アラーム|透析中の血圧低下のサインと対処法
04:44 ③気泡検知アラーム|空気混入(空気塞栓)を防ぐ安全機能
06:46 ④漏血アラーム|ダイアライザの異常をチェックする仕組み
08:57 まとめ|アラームへの不安が少しでも軽くなりますように

💡 この動画で解説する4つのアラーム

■ 静脈圧アラーム
きれいになった血液が体へ戻るときの圧力を常に監視。異常があると即座にポンプが停止します。原因は体の動きや針の位置ずれ、血液回路の折れ・曲がり、血液が固まってきたことなど。下がる場合は脱血不良や針が抜けかけているケースも。対応は体勢・腕の位置調整、針先の確認、ダイアライザ・血液回路のチェックなどです。

■ 血圧アラーム
透析中は体内の余分な水分を抜くため血液が一時的に減り、血圧が下がりやすくなります。設定範囲を外れるとアラームで知らせます。頻繁にあくびが出る、冷や汗が出る、気分が悪い、吐き気、急に眠くなる——こんなサインが出たら我慢せずスタッフを呼びましょう。対応は除水を止める、脚を上げる、透析液温度を下げる、生理食塩水の投与などです。

■ 気泡検知アラーム
血液中に空気が入る「空気混入(空気塞栓)」という重大事故を防ぐためのアラームです。ごく微小な気泡でも検知すると即座にポンプ停止&回路をクランプ。原因は回路の接続不良や破損、気泡センサの汚れ、脱血不良など。連続音や「ガチッ」という機械音に驚くかもしれませんが、そのままの姿勢でいてください。

■ 漏血アラーム
ダイアライザの中で血液が透析液側へ漏れ出したことを知らせます。中空糸膜に小さな傷や亀裂ができると起こり、細菌やエンドトキシンが血液側へ入り込む危険があるため、感染症などの重大な合併症につながる恐れがあります。装置の漏血センサーが光で常時監視し、血液を検知するとポンプ停止。スタッフは原因確認とダイアライザ交換などを行います。

透析装置は、休まず患者さんの状態を見守り続けています。

💬 公式LINEでご質問・ご相談を受付中!
「こんなことが気になる」「日常生活で困っている」など、透析に関する疑問を気軽にご相談いただけます。お気軽にメッセージをお送りください!
👉 https://lin.ee/uCvfF5n

※診断や治療方針の判断、緊急時のご相談には対応できません。その場合は必ず通院先の医療機関へご相談ください。

⚠️ ご視聴上の注意点
・本動画の内容は一般的な医療・看護知識に基づいた情報提供であり、医師による診断や治療に代わるものではありません。
・実際の医療機器の表示・操作、および対応手順は、医療機関や機器の機種によって異なる場合があります。
・個人の症状や治療に関するご判断はご自身で行わず、必ず担当の医師や医療スタッフにご相談の上、指示に従ってください。
・動画内のイラストや映像は、内容を分かりやすく解説するためのイメージです。

📺 このチャンネルについて
現役の臨床工学技士が、血液透析・人工透析に関する情報を患者さん・ご家族向けにわかりやすくお届けしています。透析アラームの意味、シャントの管理、透析中の体調変化など、日常の不安を減らす動画を更新中です。参考になったらチャンネル登録と高評価で応援していただけると嬉しいです。

#透析 #人工透析 #血液透析 #透析アラーム #臨床工学技士